マクロライド新作用研究会

インフルエンザ感染に対するマクロライドの作用について マクロライド新作用研究会の取り組み

マクロライド新作用研究会では、これまでインフルエンザ感染に対するマクロライドの作用について、
シンポジウムを重ねてきました。

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インフルエンザ論文リスト

第13回研究会 (2006年7月14、15日、東武ホテル)
当番世話人 喜多英二 奈良県立医科大学細菌学

インフルエンザパンデミックにおけるマクロライドの役割は何か?

座長: 愛野病院内科/長崎大学名誉教授 松本慶蔵
日本医科大学内科学 工藤翔二
1. クラリスロマイシンの短期投与はインフルエンザ感染にどのように効果的か?
  --粘膜免疫増強作用と気道粘膜繊毛運動改善効果—
徳島大学分子酵素学研究センター酵素分子化学部 木戸 博
2. 宿主細胞株からのインフルエンザウィルス産生におけるクラリスロマイシンの効果
静岡県立大学薬学部・21世紀COEプログラム; CREST/JST 宮本大誠
3. 致死的マウスインフルエンザ肺炎に対するマクロライドの治療効果を基礎として
熊本大学大学院医学薬学研究部薬物治療学分野 佐藤圭創
【討議総括】 愛野記念病院内科(長崎大学名誉教授)  松本慶蔵


第14回研究会 (2007年7月13、14日 東京大学鉄門記念講堂)
当番世話人 黒野祐一 鹿児島大学聴覚頭頚部疾患学教授

シンポジウム2 「インフルエンザの重症化のメカニズムとマクロライド」
座長: 杏林大学医学部第一内科 後藤 元
国立国際医療センター研究所呼吸器疾患研究部 慶長直人
1. マクロライドのインフルエンザ感染抑制効果
山谷睦雄
2. インフルンザ時の咳および鼻汁に対するクラリスロマイシンの効果
池松秀之
3. ldentification of Toll like receptor 4 signaling as a key pathway
  of acute lung injury
ko lmai
4. Pathogenesis of severe innuenza-from 1918 to the present day
J.M.Nicholls


第15回研究会 (2008年7月12日 北里大学コンベンションホール)
当番世話人 滝沢 始 帝京大学溝口病院第四内科教授

シンポジウム「インフルエンザの重症化をめぐって」
座長: 北里研究所基礎研究所 赤川清子
国立国際医療センター研究所呼吸器疾患研究部 慶長直人
1. インフルエンザH5N1の病態と重症化に関与する炎症細胞とサイトカイン
鈴木和男
2. インフルエンザ脳症発症の機序の解明
千田淳司
3. マクロライドのインフルエンザ感染および気道炎症抑制効果
山谷睦雄
4. インフルエンザ感染のマクロライド療法とキサンチンオキシダーゼ
佐藤圭創


第16回研究会 (2009年7月11日 北里大学コンベンションホール)
当番世話人 砂塚敏明 北里大学北里生命科学研究所

シンポジウム 1 「インフルエンザ感染とマクロライド」
座長: 財団法人結核予防会複十字病院 工藤翔二
大分大学医学部総合内科学第二講座 門田淳一
1. タミフルは気道の抗インフルエンザIgA抗体産生に抑制的に作用するが、
  クラリスロマイシンは気道の粘膜IgA誘導を回復させる
  一臨床データとマウスのモデル実験系での検証一
木戸 博
2. インフルエンザウイルス感染に対するマクロライドの治療効果について
丸山久美子
3. インフルエンザ患者におけるクラリスロマイシンの臨床効果
池松秀之
4. ヒト気道上皮細胞におけるマクロライドのインフルエンザ感染抑制効果
山谷睦雄


インフルエンザ論文リスト

インフルエンザ時の咳および鼻汁に対するクラリスロマイシンの効果 (原著)

原土井病院臨床研究部/日本臨床内科医会  池松秀之
[Journal] Antibiotics & Chemotherapy Vol.22,No 12,111-116(2006)

インフルエンザの呼吸器症状に対するクラリスロマイシンの効果 
  -オセルタミビル治療例およびザナミビル治療例での比較検討- (原著)

原土井病院臨床研究部/日本臨床内科医会  池松秀之
[Journal] Antibiotics & Chemotherapy Vol.24,No 1,78-84(2008)

Clarithromycin Inhibits Progeny Virus Production from Human Influenza Virus-Infected Host Cells (原著)

University of Shizuoka school of Pharmaceutical Sciences  Daisei Miyamoto
[Journal] Biol. Pharm. Bull. 31(2) 217-222 (2008)

Secretory leukoprotease inhibitor and pulmonary surfactant serve as principal defenses against influenza A virus infection in the airway and chemical agents up-regulating their levels may have therapeutic potential (原著)

Institute for Enzyme Reseach, The University of Tokushima  Hiroshi Kido
[Journal] Biol.Chem., Vol.385,pp. 1029-1034, November 2004

Therapeutic Effect of Erythromycin
on Influenza Virus-induced Lung Injury in Mice (原著)

First Department of Internal Medicine and Department of Microbiology, Kumamoto University School of Medicine  Keizo Sato
[Journal] Am J Respir Crit Care Med Vol 157. pp853-857,1998

Early Augmention of Interleukin(IL)-12 Level in the Airway of Mice administered Orally with Clarithromycin or Intranasally with IL-12 Results in Alleviation of Influenza Infection (原著)

Departments of Virology and Otorhinolaryngology, Toyama Medical and Pharmaceutical University  Minako Tsurita
[Journal] The Journal of Pharmacology and Experimental therapeutics
vol.298:362-368,2001

Macrolides for the treatment of severe respiratory illness caused by novel H1N1 swine influenza viral strains

National Centre of Influenza,Valladolid,Spain  Jesus F Bermejo-Martin
[Journal] J Infect Developing Countries 2009;3(3):159-161

小児感染症の治療-適正な薬剤選択 抗ウイルス薬の選択 インフルエンザウイルス

神奈川県警友会けいゆう病院小児科  菅谷憲夫
[Journal] Current Therapy 2008 Vol.26 No8

インフルエンザの流行予測とマクロライド薬の有効性

東北大学加齢医学研究所呼吸器腫瘍研究分野  渡辺 彰
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.56 Suppl.A

小児インフルエンザウイルス感染症における抗ウイルス剤と
マクロライド併用療法に関する臨床的検討

名古屋市立大学小児科  鈴木 悟
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.59(2006) Suppl.A

小児におけるインフルエンザ感染症とマクロライド

日産厚生会玉川病院小児科  二宮恵子
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.56 Suppl.A

マクロライド系抗菌薬の多彩な作用 粘膜免疫増強作用と生体防御

徳島大学疾患酵素学研究センター  木戸 博
[Journal] Current Therapy 2008 Vol.26 No8

インフルエンザウイルスによる肺障害に対するマクロライドの作用

熊本大学大学院医学薬学研究部呼吸器病態学  佐藤圭創
[Journal] 日胸:62巻9号,2003年9月

致死的マウスインフルエンザウイルス肺炎に対するエリスロマイシンの治療効果

熊本大学医学部第一内科  佐藤圭創
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.48 Suppl.A

インフルエンザウイルス肺障害に対する作用について

熊本大学大学院医学薬学研究部呼吸器病態学  佐藤圭創
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.57 Suppl.A

致死的インフルエンザウイルス肺障害に対するエリスロマイシンの作用 
-肺障害におけるNO産生系の関与を通して-

熊本大学医学部第一内科  佐藤圭創
[Journal] Therapeutic Research vol.19 no.4 1998

インフルエンザ感染における炎症制御

熊本大学大学院医学薬学研究部薬物治療学  佐藤圭創
[Journal] Annual Review 呼吸器 2009

マクロライドのインフルエンザ感染および気道炎症抑制効果

東北大学大学院医学系研究科先進感染予防学寄附講座  山谷睦雄
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.62(2009) Suppl.A

マクロライドによりIL-12の抗インフルエンザ作用

富山医科薬科大学医学部ウイルス学  白木公康
[Journal] The Japanese Journal of Antibiotics Vol.56(2009) Suppl.A

マクロライドにより誘導されるIL-12の抗インフルエンザ作用

富山医科薬科大学医学部ウイルス学  白木公康
[Journal] 日胸:62巻9号,2003年9月